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音沙汰少ないオーナーさん

不動産ネタ
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はじめに

こんにちは~~!!キケンジです!!(^_-)-☆

学生時代、遊び惚けていたせいか、本を読むことを嗜んでいます。

といいつつも、子供たちが図書館で本を借りるのについでに、私も本を借りるようになった次第です。

小学生や中学生時代に、気になった本が、長い月日を重ねても、いまだそろえてあるのは、非常に嬉しいですね。

一度に10冊まで借りられるので、どの本を借りるか毎回悩みます。

貸出期間が2週間程度ですが、10冊を読み切るには、意外と時間に追われます。

おそらくスマホを持つ時間を減らせばいいのですが、なかなか生活を改善できません。

しかし、タダで様々な図書を借りれるこの制度。

非常に有難い事と思います。

こういった制度が、この先もずっと続くように、しっかり働いてしっかりと税金を納めたいと思います。

区分マンション一室オーナー

一年前辺りに、職場への電話反響で、区分マンション一室の賃貸管理のご用命をいただきました。

その際、ご連絡者さんは、東京にお住まいであり、現在の所有者であるお父様は岡山県在住。

現在は空室であり、元々は自宅で使っていたのを、賃貸に出そうかとしているとのことでした。

鍵は、今任せている地元の不動産業者にあるとの事で、そこから引き継いでほしいとの要望でした。

まあ、よくある話かと思い、地元の不動産業者を訪ねます。

普段から取引きさせていただいている業者さんなので、担当者の方とざっくばらんに打ち合わせをします。

どうやら、元々、売買で話が進んでいたようで、岡山県のお父様と売却打ち合わせをしていたのだとか。

ほぼ手続きも済み、最後に書類にサインを頂く手前で、所有者たるお父様が、かなりの高齢者だったため、万が一親族から訴えられてもいけないと、念押しにご家族の同意を依頼したようです。

それが良かったのか悪かったのか、ご子息が急遽悩みに悩み、突然賃貸に出すと方向転換されたようです。

しかし、該当物件は、広島市内でもちょっとニーズが難しいところです。

ファミリータイプの区分マンションですが、ネット検索で履歴を見ると、市内中心部の単身物件並みの賃料で、契約の実績があることが分かります。

しかも、売却金額も、それほど高くは設定できない様子です。

現地を見ると、20年ほど居住された借主が退去したばかりで、原状回復工事の費用も、多額にかかることが、ざっくりでも想定されます。

安く見積もっても、200~300万円くらいはリフォーム費用が掛かりそうです。

直しても、そこまで賃料が高く取れないため、元を取るには結構な年数が掛かります。

そのため、地元の業者さんは、売却を勧めていたのですが、土壇場でのご子息からの横槍りといいますか、方向転換により、完全にやる気をなくしたそうです。

リフォーム費用の捻出

また、ご子息が理解あれば、話がし易いのですが、今住まわれてる東京都の感覚で、我々に話をするため、なかなか話が進まないのも、懸念材料であります。

厳しい市場を伝え、賃貸でも難しい旨を伝えるも、賃貸の意向は変わらないとの事。

貸し出すには、まずは原状回復工事をしなければなりません。

判断がつきやすいように、

①単純な原状回復工事案

②高額にならない程度のプチリフォーム案

③ガッツリリフォーム案

の3パターン出しますが、最低でも100万円以上が見積されました。

ご子息も、まだ勤め人たるサラリーマンのため、おいそれとポケットマネーで出せれる金額でないため、一旦考慮するといわれ、そこから半年が経過しました。

家族信託の登記

夏に催促するも、親御さんと「家族信託」を考慮しているとのこと。

齢90歳近いお父様なので、なにかあったらと、信託形式を検討しているのだとか。

それならばと、登記が済み次第に、私達(キケンジ)との管理契約を結びましょう。

それから、修繕~募集の話をしましょうと、登記が済み次第に連絡を頂く手筈となっていました。

しかし、連絡を待つも、一向に音沙汰なしの状態のため、Eメールや携帯電話で催促するも、既読スルーの状況。

年末も差し掛かり、賃貸繁忙期が来る前にと、打診するも、ご子息からは返答はなし。

登記簿謄本を取るも、いまだ手続きは済んでいない様子です。

まあ、サラリーマンの忙しさは、私も知るところであるため、スマホのショートメッセージで、続いて打診を行います。

が、相変わらず連絡なしの状況。

繫忙期に突入

そうこうするうちに、年も明け賃貸繫忙期に差し掛かりました。

相続した案件であるため、あまり自身が所有者との実感もないのでしょうが、ここまで放置されると心配になります。

そこで、ダメ元で登記簿謄本を取ると、見事に所有権移転がなされ、お父様からご子息へと権利移転がなされていました。

「これでやっと話が前に進める!!」と思い、また連絡を打診するも、既読スルーです。(;´Д`)

意中の異性から、完全無視を食らっている、そんな虚無感が到来します。

まあ、私の所有物でないので、ご自身の好きなようにと思いますが、こちらも好意でしつつも、あえて無視されると、つらいものです。

それに、当初の打ち合わせでは「家族信託」の予定でしたが、登記を見ると単純に「贈与」がなされていました。

明日は日曜日。お休みとは思いますが、連絡の催促をいれさせていただこうと思います。

あとがき

集合住宅のアパートと違い、区分マンション一室の場合、売買ならまだしも、賃貸や管理の場合、手数料負けする労力があります。

それでも不動産業者が面倒を見るのは、売買手数料で回収しようとする考えです。

それがなければ、手間暇のほうが断然に勝つため、敢えて進んで管理を受けたりはしません。

また、集合住宅のオーナーと違い、素人オーナーの率が高いため、話のまとまりが遅く長く、挙句の果てに「不動産会社に騙された!」と言われる始末です。

この理不尽な仕組み、一度お客様自身にも、体験してもらいたいですね。

体験することで、如何に無理難題を押し付けていたのかを、知ることが出来るでしょうから。

また、知ることにより、どうしたら物件を効率よく回す方法も、覚えることができるでしょうから。

物事には理由があること、知っていただきたいところです。

それでは、また!!

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この記事を書いた人
キケンジ(kikenji)

自称農家🥬シールド工法・推進工法で、日本全国津々浦々廻り、2004年に不動産業界へ転身。日本では珍しい、CPM®(米国公認不動産経営管理士)とCCIM(米国公認商業不動産投資顧問)のダブルライセンス所持。質が高く倫理に即した、アセットマネジメント&プロパティマネジメントを提供する。
晩酌のあてに、焼き鳥とコイワシの天ぷらをこよなく愛する…。( *˙ω˙*)و グッ!🍶

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